にいがたソーシャルデザインアワード2016

 

「がっとぎっとぐっと賞」受賞団体決定

 

 NPO法人新潟NPO協会では、2013年に法人化10周年を記念し、市民の未来を拓く力に光を当て、広く発信することを目的に、「過去の実績」ではなく「未来志向」の観点から優れた活動を称える、表彰制度「がっとぎっとぐっと賞」を創設しました。第4回となる2016年度は、20団体のエントリーがあり、このうち「がっと賞」「ぎっと賞」「ぐっと賞」の3団体を8月26日に決定し、上越市内にて表彰しました。

 

 

本事業の賞金及び経費は、市民や企業からの寄付や、ソーシャルグッドプラットフォーム「gooddo(グッドゥ)」からのクリックなどによる支援金によるものです。

 

【がっと賞】一般社団法人CYE 新潟支社

若者一人一人が目の前で起きている社会での出来事に目を向け、違和感や不満がある物に対して自ら考え、動く事の出来る企業家精神を備えた人材を一人でも多く新潟から輩出することを目指す。

具体的には、新しいプロジェクト・事業を起こしたい若者を対象に、教育プログラムや各種セミナーの実施、事業計画のブラッシュアップ、プレゼンテーションチャンネル、クラウドファンディング事業を立ち上げている。

https://www.facebook.com/bravo.niigata

【ぎっと賞】65歳以上の劇団

高齢者の外出機会を増やすことで健康寿命を伸ばすことを目的に、65歳以上の劇団員を募集して演劇を学ぶととともに、公演活動もスタート。

元女優の岡田美香さんが指導者となり、プロの目線で指導を行っている。団員の最高齢者は83歳。

【ぐっと賞】こかげカフェL'ombrage

卵・乳製品不使用のベーグルを開発、就労継続支援A型の事業所で製造することで、アレルギーへの理解を進めるともに、障がい者の雇用機会の創出も生み出しながら、カフェ経営に取り組む。

https://www.facebook.com/kokagecafe.lombrage/

 

また、今回は惜しくも受賞を逃したエントリー団体について、今後の活動に対する奨励の意味を込めて「選考委員特別賞」と寄付金を贈りました。選出された団体は以下のとおりです。

 

【選考委員特別賞】新潟こども未来塾

児童養護施設施設の支援、子育て世代の親の学習会、教育、福祉、保育関係者向けの講演会を通じ新潟の子供達の笑顔を増やすことを目的に活動している。

https://www.facebook.com/niigatakodomomiraiJyuku/

 

なお、がっとぎっとぐっと賞の各賞の種類とその意味は、以下のとおりです。

  

がっと賞「スケールの大きい、夢がふくらむ活動」 

 主に中越~下越地方で使われる方言で、「すごい」「大きい」「勢いがいい」の意。 

 

ぎっと賞「強いこだわりを感じる、独創的な活動」 

 主に上越地方で使われる方言で、「頑固な」「こだわる」の意。 

  

ぐっと賞「社会の求めに応えた、共感が集まる活動」 

 標準語。感動した時などに言う「ぐっとくる」の「ぐっと」の意。