特定非営利活動法人 ボランティア亀田
私たちの町を共生社会にする


「居場所」から地域の魅力を発信


 ボランティア亀田は、高齢化や核家族化が進み地域の交流が希薄になる中で、人々が支え合いながら暮らす町づくりを目指す団体です。代表の綶(まとう)恵子さんは視覚・聴覚障害者への支援や、障害を持つ人とそうでない人とが共生できる町づくりに取り組んできました。中途視覚障害者の自殺や、生きづらさを抱える若者の存在に向き合う中で、2000年にボランティア亀田を設立しました。

 悩み相談や生活支援活動に加え、子どもから高齢者までが集う「みんなの居場所 こもれび」、軽食カフェと江南区の特産品をPRするスペース「がっとこむかめだ」、地域の食材を使ったカフェと絵手紙などの体験教室を行う「ギャラリーカフェねこい」など事業は多彩です。2015年からは生きづらさを抱えている人たちの居場所と就労支援の場「地域活動支援センターのびのび」を開所しました。



自分の生き方を肯定するきっかけづくり


 ボランティア亀田には、年齢も性別もさまざまな人々が集い、それぞれの役割を見つけていきます。話すことは苦手だけれど内職をする人。特技を活かして美術作家となった人。就職に結びついた人。

 綶さんの幅広い人脈が出会いを生み出し「世の中にはいろいろな生き方がある。自分の生き方もまんざらじゃないな」と利用者は発見していきます。「忙しさに追われて人は生きているけど、皆ひとつの生き方だけを求めてる訳じゃない。私にできるのは生きづらさを持つ人に寄り添うこと」という綶さんを通して、多くの人が明日への活力を得ています。

地域の子どもから高齢者までが集う「みんなの居場所 こもれび」
地域の子どもから高齢者までが集う「みんなの居場所 こもれび」