NPO法人 障害者自立支援センターオアシス
中途視覚障害者の支援のために

 

視覚障害者の自立を目指して設立

 

 NPO法人障害者自立支援センターオアシスは、中途視覚障害者などを対象に、リハビリ支援、パソコン教室、白杖歩行講習、グループセラピーなどを行っています。

 病気や事故などで突然、低視力になったり失明する中途視覚障害者は、大きな不安や悩みを抱えています。これまで、病院など治療の場所はあっても、視覚障害者のためのリハビリテーション施設はありませんでした。

 代表理事の山田幸男さんは、信楽園病院に勤務する内科医です。かつて、患者さんが中途視覚障害者となって自殺するということがあり、以後、このようなことを絶対に起こしてはならないと、視覚障害者の自立を導くリハビリテーションの普及を目指して、団体を設立しました。


 

参加者同士、お互いが補いあって

 

 現在、活動の柱である「リハビリテーション外来」では、医師や訓練士などの専門家が、白杖歩行の指導や悩みの相談を行っています。視覚障害者の声を受けて始めた「パソコン教室」は、次第にほかの障害者や高齢者も参加者するようになり、参加者同士が互いにできることを補い合っています。

 「自立とは、自分でできることは自分で、できないことは他者に助けてもらうことで、お互いに存在意義を感じ、いい関係を作っていくことだと思うのです」と事務局の小島紀代子さん。このほか、視覚障害者のグループセラピーも、悩みの軽減に加え、暮らしの工夫やヒントが得られると好評です。

視覚障害者も自発的に情報収集できるよう、パソコンや拡大読書器などの便利な器具類の使い方を教え学びあっている
視覚障害者も自発的に情報収集できるよう、パソコンや拡大読書器などの便利な器具類の使い方を教え学びあっている
 白杖の安全な使い方を教わる参加者たち。白杖歩行アシスタントの養成講座も行っている
白杖の安全な使い方を教わる参加者たち。白杖歩行アシスタントの養成講座も行っている