6月17日19時~21時、「新潟県地域づくり巡回講座にいがた旬塾2015」の第3回目の講座が村上市において実施された。この講座は、県内各地で地域おこしに関わる人々が、個々の活動の現場で活かせる知識を得るとともに、地域づくり実践者同士の交流を通して視野を広げ、地域内における連携の促進やさらなる活動の活性化に資する事を目的とするものである。
当日の飛び入り参加も含め、26名の参加となった。
冒頭、グラフィックデザインを基盤にコミュニケーションに関わる支援を中心に、地域に関わるデザイン業務や、国内外でのものづくりのデザイン業務に携わる「ツムジグラフィカ」代表の高橋トオル氏によるゲストトークが展開された。
高橋さん、(一財)新潟ろうきん福祉財団のみなさま、
ファシリテーターの金子さん、参加者のみなさま、スタッフ
講師の高橋トオルさん
デザインの力を用いた地域づくりの事例発表や、活用方法などについて語られた。中でも「デザインの暴力性」という視点で、できていないものをできているように見せたり、継続的な活動の中で一時的に体裁を整えることの危うさの解説などに参加者は聞き入っていた。
その後、講座の主催である一般財団法人新潟ろうきん福祉財団による2015年度地域社会創造事業の紹介や申請書類の書き方の説明、参加者同士による地域づくり情報交換会の三部構成の内容で行われた。
参加者間の意見交換では、主に村上市周辺をフィールドにさまざまな取り組みをしている各団体で活発な交流が行われ、終了後も参加者同士で名刺交換等をする姿が見られた。
この講座は、新潟県内における地域おこしや地域資源を活用したコミュニティビジネスの振興などをを資金面から支援する、『自立した持続可能な地域社会創造助成事業』をPRする一環として、毎年県内5か所で開催されています。
助成事業の問合せは以下↓
<2015年度地域社会創造事業>
・般財団法人新潟ろうきん福祉財団
・公募期間:2015年7月1日~7月31日まで
http://zaidan-hukushi.or.jp/?page_id=229